No.2インド松下村塾(萩)

黒船を見る前に、日本はインドを見ていた

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INTRODUCTION ・ はじめのひとこと

1846年、ある人がこう書きました。いまの言葉にすると ――

「西洋の者たちは、先年インドを取り、清に攻め入った。

この国を狙わぬはずがあろうか」

名を吉田松陰よしだしょういんといいます。

In 1846 a man wrote these words. In today's language:

"The Westerners seized India in earlier years, and pushed into Qing China.

How could they not covet this land of ours?"

His name was Yoshida Shouin.

1846 में किसी ने यह लिखा था। आज की भाषा में कहें तो —

"पश्चिम के लोगों ने पिछले वर्षों में भारत को ले लिया, और चीन पर चढ़ाई की।

क्या वे हमारे इस देश पर नज़र न रखेंगे?"

उनका नाम योशिदा शोउइन था।

これはペリーが来る七年前の文章です。

黒船を見る前に、日本はインドを見ていたのです。

その文章が置かれているのは、意外な場所です。

藩主が幕府から鞍くらと鐙あぶみを賜った、それを祝う文の中でした。

太平の世に武具を賜るのは、意味があってのことだろう、と松陰は書きます。

そこから、インドと清の話につながります。

松陰はこのころ、インドの地誌ちし、土地の様子を記した本を自分の手で書き写してもいます。

写した目次に、ムガルの項がありました。

明治になってからも、インドは日本にとって戒めであり続けました。

当時の日本で出た『印度史いんどし』は、ムガル朝の衰えを幕末の役人になぞらえて、こう結んでいます。いまの言葉にすると ――

「印度が亡びずして何としよう。のちにインドと同じ道を行く者よ、省みよ」

RECORDS ・ 記録の言葉

この話のもとになった記録の言葉です。ページは、その本に刷られたものです。

吉田松陰全集(未焚稿)一次史料

印度史(附・朝鮮,安南,緬甸,暹羅各国史)一次史料

激動幕末 Ⅱ.アヘン戦争の戦慄 - 国立公文書館

  • このようなイギリスの圧倒的軍事力は、日本の幕府当局者や全国の知識人に大きな衝撃を与えました
    2026年9月26日閲覧

激動幕末 12.海国図志 - 国立公文書館

  • 『海国図志』は、当時の世界情勢を知ろうとする人々にとってバイブル的役割を果たし、海防と開国の難問に直面するわが国にも最新かつ豊富な情報をもたらしました。外交問題に対する判断に及ぼした影響も少なくありません。吉田松陰(よしだしょういん)や橋本左内(はしもとさない)など幕末の志士に深い感銘を与えたことでも有名ですが、幕府もまた、アメリカの情勢等をより正確に把握するために本書を活用しています。
    2026年9月26日閲覧

足立享祐「書評 小川道大『帝国後のインド—近世的発展の中の植民地化—』」『南アジア研究』34号(2022年)

  • 著者は西暦1707年のアウラングゼーブの死から1858年のムガル帝国滅亡までを時代区分として設定する
    p.145
FOR GUIDES ・ ガイドのかたへ

PDF の後半 2 ページはガイド用です。読み上げる台本、語り方のコツ、事柄ごとに「どこまで言い切ってよいか」、記録の言葉と原本の切り出しが載っています。お客様用の面の裏に来ないよう、両面印刷で組んであります。

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