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No.44オランダ皇居東御苑

江戸城で、オランダ人は踊らされ歌わされた

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INTRODUCTION ・ はじめのひとこと

江戸城で、オランダ人たちは将軍に拝謁はいえつしました。

そのとき何をさせられたか、本人が書き残しています。

書いたのは、出島の医師ケンペルです。

At Edo Castle, the Dutch were received in audience by the Shogun.

One of them wrote down what they were made to do there.

He was Kaempfer, the physician at Dejima.

In het kasteel van Edo kregen de Hollanders audiëntie bij de shogun.

Wat hun daar te doen werd gegeven, heeft een van hen zelf opgeschreven.

De schrijver was Kaempfer, arts op Dejima.

謁見えっけんの間に入ると、左に六人の参議官が座っていました。

右の廊下には、近侍きんじの宮臣が二三人。

その右に当たる簾すだれの中に、二人の婦人の座所と、将軍の座所がありました。

一行と向かい合って、最上席の参議官、牧野備後守まきのびんごのかみが一人で座りました。

備後守が、将軍に代わって挨拶をします。

そこからが、こうです。

「面を上げて直坐せよ」。「マンテルを脱げよ」。

姓名と年齢を名乗らされました。

そして、「立てよ」「彼方此方あちこちに行けよ」「身を廻まはせ向き直れ」「舞へ踊れ」。

ケンペルには、特に歌を唄うようにと命じられました。

立て、あちこち歩け、回れ、舞え、踊れ。そして、歌え。

外交の儀礼ではあります。

ただ、書いている本人の側から見ると、こういう場でした。

RECORDS ・ 記録の言葉

この話のもとになった記録の言葉です。ページは、その本に刷られたものです。

ケンプェル江戸参府紀行(下巻)一次史料

FOR GUIDES ・ ガイドのかたへ

PDF の後半 2 ページはガイド用です。読み上げる台本、語り方のコツ、事柄ごとに「どこまで言い切ってよいか」、記録の言葉と原本の切り出しが載っています。お客様用の面の裏に来ないよう、両面印刷で組んであります。

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