No.7ポルトガル種子島・南種子町西之(旧西村の小浦)種子島・西之表(旧赤尾木の津)

種子島に着いた船の鉄砲を、島の主が買い求めて作らせた

PDF は準備中です
最終確認前この話は、印刷用の PDF を準備しています。文はこのページで読めます。
INTRODUCTION ・ はじめのひとこと

この種子島たねがしまに、外国の人を乗せた大きな船が着きました。

乗っていた人たちは、鉄砲を持っていました。

島の主、種子島時尭たねがしまときたかは、その鉄砲を買い求め、島で作らせます。

A large ship carrying foreigners arrived here on the island of Tanegashima.

The people on board had guns with them.

The lord of the island, Tanegashima Tokitaka, bought those guns and had more made on the island.

Um grande navio com estrangeiros a bordo chegou aqui, à ilha de Tanegashima.

As pessoas a bordo traziam espingardas.

O senhor da ilha, Tanegashima Tokitaka, comprou essas espingardas e mandou fazer outras na ilha.

日本側の記録に、『鉄炮記てっぽうき』という本があります。慶長十一年(1606年)に書かれました。

それによると、大きな船が西村の小浦に着いたのは、天文十二年(1543年)の八月です。

乗っていた人を、記録は「西南蠻種ノ買胡」、西南の異国の商人と書いています。

時尭は試し撃ちを見て、値の高さを口にせず、二挺にちょうを買い求めました。

そして、家の宝としました。

島の鍛冶かじに形を見せて作らせましたが、筒の底の塞ぎ方が分かりません。

翌年、また異国の商人が来て、その中に鍛冶が一人いました。

島の鍛冶に、その鍛冶から底の塞ぎ方を学ばせ、一年あまりで数十挺を新しく作りました。

ポルトガル側にも記録があります。

三人のポルトガル人が中国へ向かう船に乗っていて、嵐に流され、種子島に着いた、と書いています。

伝わった年は、記録によって違います。ポルトガルのアントニオ・ガルヴァンの記録は、1542年としています。

鉄砲が伝わってから、戦国時代の戦いは大きく変わった、と研究者は書いています。

RECORDS ・ 記録の言葉

この話のもとになった記録の言葉です。ページは、その本に刷られたものです。

鉄炮記(南浦文之、慶長11年・1606)の書き下し。栃内曽次郎編『増修洋人日本探検年表』(岩波書店、昭和4年)所収一次史料

幸田成友『日欧通交史』(岩波書店、1942年)

KAKEN 24K04369「戦国大名が使用した鉄砲玉の材料と流通の研究」(研究代表者 三浦麻衣子・帝京大学文化財研究所、2024〜2027年度)

  • 鉄砲伝来以降、戦国時代の戦いは大きな変化がもたらされた。戦国時代を制すには鉄砲が必須であり、戦国大名にとって鉄砲関連の物資を調達することは重要であった。
    研究開始時の研究の概要(2026年9月26日閲覧)
FOR GUIDES ・ ガイドのかたへ

PDF の後半 2 ページはガイド用です。読み上げる台本、語り方のコツ、事柄ごとに「どこまで言い切ってよいか」、記録の言葉と原本の切り出しが載っています。お客様用の面の裏に来ないよう、両面印刷で組んであります。

リストに保存